先日、行政より当社に対して宅地建物取引業免許が交付された。

既に保証協会への入金も済ませ、不動産業として営業を開始しているのですが、今回会社設立から宅建業免許の交付までの期間が「これが最短」と言えるくらいスムーズだったので、その時間流れをまとめました。

今後宅建業を始めようと思っている方の参考になればと思うのですが、なにぶん「北海道札幌市」で開業する場合の流れなので、地域によっては早かったり、もっと遅かったりというのは有ると思うので、その辺あしからず。

このブログは不動産の営業内容とは一切関わりを持たせない「あくまで個人のブログ」なので、関連書類にはボカシを入れています。

事務所要件を満たしているかについて事前に行政に確認【10月上旬】

今回、一般的なオフィスビルではなく、いわゆる「レンタルオフィス」で起業をしています。しかし、パーテーションで区切られたようなものではなく、わかりやすく言えばカラオケボックスのように、1つのフロアが複数の個室に分かれているタイプ。

この形態が事務所として認められるかどうかを、事務所契約前に間取り図と写真をもって行政(札幌の場合は石狩振興局建設指導課)へ確認に行きます。

結論から言うと、その事務所内に「執務スペース」「応接スペース」「事務所ドアへの表札」「郵便受けへの社名の設置」が可能であればOKとのこと。

ちなみに、執務用のデスクと応接用のデスクを1つの物にしてカウンターの様にしてしまうのは、札幌では「NGになるだろう」とのこと。きっちりと別々の机が必要だそうだ。

事務所の契約~入居【10月13日】

事務所の契約を済ませ、事務所に入居。まず最初にすべきことは会社の設立登記を行うこと。とはいっても、資本金の入金だとか書類の作成とか色々有るし、並行して進めていた仕事が忙しかったことも有り、しばらくは事務所は閑散とした状態に。

法人登記【10月19日】

書類の作成などが完了し、10月19日に法人登記が完了しました。

定款の認証が終わったので、1日で会社設立登記まで全部やってみた。

2017.10.19

しかしこの時点では宅建業の免許の申請は出来ません。免許申請には全部事項証明(会社謄本)が必要になるため、新設法人の場合は法人登記が完了するまで、約1週間~10日待機しなければなりません。

事務所に必要な備品の購入【10月下旬】

法人登記が完了するまでの間に、事務所要件を満たすようにオフィス家具を調達する。

僕の事務所の場合は、執務机、応接テーブルセット、固定電話、書庫を購入。当然これまで使っていたパソコンも用意する。

執務机、応接セット、固定電話の3点については、おそらく全国どこで宅建業を営むにも必要になってくると思う。

宅建業の免許申請【11月1日】

10月30日に法人登記が完了したので、謄本や会社の印鑑証明を取得。同時に「身分証明書」や「登記されていない証明」なども取得。特に「身分証明書」は本籍地の役所で取得することになるので、本籍が遠方の場合は事前に郵送申請をしておいたほうが良いと思う。(僕の場合は本籍地が兵庫県のため、法人登記をしたタイミングで申請をしていた)

この宅建業の免許申請から許可までは30日~40日程度かかるとのことだ。

不動産協会への入会申し込み【11月2日】

宅建業の免許を申請したら、免許が下りるまでの間に不動産協会、保証協会への入会の申込みをする。

本来入会できるのは免許が下りてからになるが、協会への入会の際も大量の書類が必要になるため、事前に申込みの書類手続きだけを進めておき、免許が下りると同時に受理してもらうように同時進行させる。

宅建業の免許が下りる【11月29日】

宅建業の免許がおりると、上のようなハガキが送られてきます。これを全日本不動産協会へファックスし、事務所調査の日取りを決定します。

事務所調査【12月5日】

供託金を法務局に預ける場合はどのような手順になるのかは不明ですが、今回のように協会に加入する場合は協会側で事務所調査があります。

申請どおりの場所にちゃんと事務所があるかどうか、の実態調査のようですね。

協会の委員である業界の先輩方が当事務所に来られ、簡単な質疑応答と協会の説明を受けます。

この後、理事にて最終審査を行うようです。

全日本不動産協会、不動産保証協会入会審査完了【12月11日】

この日、協会の方から連絡があり、無事協会への入会審査が完了したとのこと。

この後、協会の入会金や弁済業務保証金分担金を納入して正式な入会となる。

 

入金完了、免許証交付【12月12日~13日】

12日に入会関連の費用を協会に振込、翌日の13日に協会へ出向く。

ここでは、弁済業務保証金分担金の領収書の控えをもらうのだが、免許証を受け取るためには(この時点で免許は下りているが免許証は交付されていない段階)その領収書の控えを役所に持っていかなければならない。

ちなみに、協会でもいろんな冊子類をもらうことが出来る。

その後、弁済業務保証金分担金の領収書を持って石狩振興局へ・・・

そこで領収書を見せ、やっと免許証が交付されます。

業者票、報酬額表の掲示、営業開始【11月14日】

免許証を交付された日は、そのまま予定があったため会社に戻らず帰宅。

翌日、事務所に宅地建物取引業者票と報酬額票を掲示。宅建業は免許証が交付されても、実際に事務所にこれを掲示するまでは営業することが出来ない。

業者票はペラペラの紙に文字を切り貼りした物。ステンレスとかアクリルとかの高級タイプも売っているし、看板屋さんからセールスの電話も来たりしたけど、今はまだそのつもりがない。

なぜかって、平成がもうすぐ終わることがわかっているから。

実際に当社の業者票は平成34年までと記載されているが、このまま何も変更なく天皇陛下がご退任されるなら、平成34年というのは存在し得ない。ってことはお金をかけて業者票を作っても、どうせ訂正しなければいけなくなるので、それまではこのままでいいかなって。

事務所入居から2ヶ月弱で営業開始

今回、会社登記を法務局で行ってから、実際に免許がおりて営業開始するまでに約2か月を要した。

他の許認可関係がどれくらいの日数がかかるのかよくわかりませんが、商売を始めようと思い立ってからでも最低でも二ヶ月かかるのが不動産業。実際にはもう少し前から色々と事務所物件を見て回ったりとかもしていたので、じゃぁ明日から不動産屋始めよう!!とは行かない商売です。

宅建業を始めようとしている人は、この流れを是非参考にしていただければと思います。