Let’s noteでもなくVAIO Zでもなく、ThinkPad X1 Carbonを選んだ11の理由

Thinkpadにした理由

前回書いたように、20年間親しんできたMacを止めてWindowsに乗り換えることになった。

Mac歴20年の僕が、MacをやめてWindowsに変更することを決めた5つの理由

2017.11.25

OSを乗り換えるだけであれば、2つに1つしか無いので(Chrome OSやLinuxは忘れる)非常に簡単なのだが、問題はWindowsマシンを何にするかという事。

Macの場合は選べるマシンが限られているので、用途に必要となるスペックさえ決まれば必然と買うべきマシンが決まってくるが、Windowsマシンに限ってはその限りではない。

Windowsマシンの場合は、数多のメーカーが数え切れない種類のモデルを販売しているため、「こういう用途ならこれに限る」というのが決まっていないのだ。選べるといえば魅力的だが、選ばなければいけないと考えると億劫な気にもなる。

で、結論から言うと、カオスなWindows PCのラインナップから「ThinkPad X1 Carbon」を選んだのだが、実は「Let’s note SZ6」と「VAIO Z クラムシェルモデル」も最終候補に残っていた。

そんな最終候補の3機を絞り込む以前の段階でも、各メーカーに色んなケチを付けて次々と購入対象から除外している。

そういった経緯もあったので、今回は、Mac完全離脱後初のWindowsマシンにThinkPad X1 Carbonを選ぶことになった11の理由を上げていこうかと思う。

カスタマイズが出来、Office無しモデルが有る

今回Windowsマシンを選ぶ上で絶対に外せなかったのが、構成についてカスタマイズが可能で、且つOfficeなしモデルが選べると言うこと。

仕事でIllustratorで複雑なパスを描いたり、Photoshopで何枚もレイヤーを重ねていくようなことが有り、メモリを食うMacはもちろんだが、Windowsでも8GBでは正直物足りない。その為メモリを16GB搭載できることがマストだった。

また、Officeに関してはOffice365 Business Premiumのアカウントを契約しているため、転売が出来ず、そのマシンでしか使えないOEMのOfficeは全くもって不要。

結果的に、家電量販店で販売されている吊るしのモデルと、カスタマイズが出来てもメモリを16GB以上積むことが出来ない製品は全て対象外となってしまった。

実機を試すことが出来ること

パソコン 家電量販店

量販店モデルが対象外になった以上、量販店には申し訳ないが店舗で実際に実機に触れた上で、ネットでカスタマイズして購入することにした。

今回購入するWindowsマシンは事務所だけでなく、屋外でも使うことが想定されている。事務所で使う分には外部キーボードに繋げて利用するつもりだが、屋外ではパソコン搭載のキーボードを使うことになる。持ち運びだって頻繁だ。

そうなると、持った時の重さの感覚やキーボードの打ちやすさなど、実際に触れてみないことには優劣の判断が出来ない。その為、実機に触れることが出来ないメーカーは除外となった。しかも「札幌市内の店舗で」という条件付き。

これについて、取扱はしているものの実機は置いていないというメーカーやモデルが結構多く、安くて良さげと感じていたマウスコンピューターなども除外されてしまった。

都内であれば、どこかしらで実機に触れることが出来るのだろうが・・・

クラムシェルタイプであること

クラムシェル

僕はノートパソコンにタブレットの機能は一切求めていない。タッチパネルなんて画面が汚れるだけだと思っている。

別にお客様に対してタブレットで何か資料を見せるようなことはないし、その必要があればiPadで見てもらえばいい。

なぜわざわざノートパソコンとタブレットを一緒にしてしまうのか、僕には全く理解が出来ない。

最近2in1モデルのノートパソコンが多く出されているが、本当に売れているのだろうか・・・

タブレットとして使うには大きくて重すぎる。かと言ってガチで資料を作ったり文書を作成するのであれば、タブレット機能なんて不要なだけ。

だったら軽いノートパソコンと、自分に最適なOSが搭載されたタブレットの2つを持ったほうが良いのではないかとつくづく思う。

この時点で、Surfaceを含むタブレット型PCと全ての2in1モデルが除外となった。

キー配列のバランスがいい事

DELLのXPS13を見た時に衝撃だったのが、Enterキーが細すぎるということ。

その他のEnter周りのキーも他のキーと比べて細くなっており、非常に入力しづらい状態だった。

実際に画像を見る→ Google画像検索「XPS13 JIS配列」

US配列にすれば解決できるのだが、この時点ではキー配列をJISにするかUSにするか決めあぐねていたので、JIS配列を選択した時に役立たずなキーボードになっているDELLもこの時点で除外した。

USB Aタイプ端子があること

巷ではUSB Type-Cのみを搭載して薄型化が進んでいるが、個人的にはまだまだAタイプのUSBを使う。外付けドライブも、USBメモリも、モバイルの充電器も全てAタイプだ。

USB Type-Cは速度、大きさともに魅力的だが、全部が全部TypeCになってしまうと常に変換アダプタを持ち歩かなければならないので面倒だ。

尚、現在僕の身の回りにType-Cを必要とするデバイスは1つもない。

これにより、ASUS ZenBook 3などのUSB Type-Cオンリーの機種もあっさり除外となった。

最終的に残った3機種

こんな感じであれこれと有名メーカーのパソコンにケチを付けていった結果、最終的に以下の3機種にまで絞られた。

1、VAIO VAIO Z クラムシェルモデル

2、Panasonic Let’s note SZ6

3、LENOVO ThinkPad X1 Carbon

何れのマシンも、上記で挙げた条件をすべて満たしており、軽くて持ち運びが快適なマシンだ。

(何度も言うが)家電量販店の方には非常に申し訳ないが、展示品のセキュリティロックを外してもらい、自分の鞄の中に入れるところまで試させてもらった。
高級マウス買ったから許して・・

さて、この3機種から1つに絞ったわけだけど、その経緯が以下の通り。

VAIO Z、Let’s note SZ6、ThinkPad X1 Carbonの一長一短

重量はLet’s noteがわずかリード

●VAIO Z クラムシェルモデル 1.17kg
●Let’s note SZ6 1.025kg
●ThinkPad X1 Carbon 1.13kg

とはいうものの、一番重いVAIO Zと比べてもわずか140グラムの差。140グラムと言えば文庫本1冊くらいの重さだ。この程度ならLet’s noteに拘る必要は無いと思う。

道具としての質感はLet’s noteとThinkPad X1 Carbonに軍配

●VAIO Z クラムシェルモデル アルミ
●Let’s note SZ6 マグネシウム合金
●ThinkPad X1 Carbon カーボン+マグネシウム合金

見た目や持った時の高級感は圧倒的にVAIO Zが優位だが、僕の求める質感は「傷を気にせず道具としてガシガシ使えるか否か」。その点ではVAIO Zはやや高級感が有りすぎ。アルミという点からMacBookにも通ずる点がり、傷を付けちゃダメだなと神経を使ってしまいそう。

キーボードはThnkpadが圧倒。かな無しモデルが選べる点はVAIOとLet’s noteが素晴らしい

3機種で実際に文字入力をしてみたところ、ThinkPad X1 Carbonのキーボードの入力が他を圧倒していた。トラックポイントも非常に便利で、子供の頃オヤジが使っていたIBMのパソコンを借りていた時の事が思い出される。

VAIO Zについては特に不満が残るわけではないが、Let’s noteについては縦のピッチが狭く、手が大きめの僕にとってはやや窮屈。また、キーボードそのものの質感だが、Let’s noteのキートップはオモチャの様な感覚が拭えず、今まで使っていたLet’s note CF-S10よりも使いづらい。

ただ、ThinkPad X1 Carbonでは「かな無しのJIS配列」が用意されていない。対するLet’s noteとVAIO Zはカスタマイズによって「かな表記無しのJIS配列」を選択することが出来る点が魅力的。

いい加減JIS配列でひらがな表記するの止めたらと思うのは僕だけだろうか??圧倒的にローマ字入力ユーザーの方が多いと思うし、「かな表記」をオプションにすればいいのにと思う。

価格は割引が魅力のThinkPad X1 Carbonがダントツ

●VAIO Z クラムシェルモデル 263,300円
●Let’s note SZ6 325,200円
●ThinkPad X1 Carbon 178,000円
※全てCPU corei7、メモリ16GB、SSD256GB、FHD液晶で算出

価格についてはThinkPad X1 Carbonが圧倒的に安い。もちろんLENOVOのキャンペーンクーポンを利用した価格であり、元々は265,600円するカスタマイズ商品だ。ただ、誰でも取得できるクーポンを購入時に入力することで8万円以上の割引が適用されてこの価格となる。

一方でLet’s noteは高すぎる。この3機の中で唯一SATA接続のSSDという古いタイプが使われているにも関わらずだ。昔からLet’s noteは高いと言われているが、確かに昔は軽い・丈夫という点で他メーカーのノートパソコンより優位性が有り、ビジネスマンの心を掴めたとは思う。しかし今や他のメーカーも軽くて丈夫でより安価なラインナップがある。

ただ、デザインとしてはLet’s noteはとても好き(←変人。普通はあればダサいとされるらしい)なので、PCIe接続のSSDを搭載し、ドライブレスモデルで16GBのメモリを搭載でき、税込み30万円を切っていれば買っていたかも。

尚、VAIOの価格ならギリギリ予算内で「有り」では有ったが、前述したように高級感のある質感がどうも馴染まなかった。

ちなみにMacのパソコンは高いと言われているけど、上記同等スペックの最新MacBook Pro13インチが274,100円で購入できる。しかも液晶は2560 x 1600のRetinaディスプレイだ。
つまり、Macが高いというわけではなくMacは性能が良いから高いだけであって、Windows機も同等のスペックを搭載すればこのような値段になるということだ。

生産拠点は全て国内(が選べる)

●VAIO Z クラムシェルモデル 長野県安曇野市
●Let’s note SZ6 兵庫県神戸市
●ThinkPad X1 Carbon 中国(山形県米沢市)

別にこれで取捨選択をするわけではないが、中国メーカーのLENOVOであっても、モデルによっては国内生産モデルを選択することが出来る。過去の楽天通販の失敗から、基本的に中国で製造〜梱包までされ、国内での再検品を受けない商品を購入するのは気が引ける。

その点では、LENOVOという中国メーカーに不安があっても、米沢生産モデルを選択すればその点は解決できた。
※Macのカスタマイズパソコンは中国から自宅までの直送なんだけどね。

拡張性はThinkPad X1 Carbonがバランスが良い

●VAIO Z クラムシェルモデル USB3.0×2、HDMI、SDカードスロット
●Let’s note SZ6 DVDドライブ、USB3.0×3、VGA、SDカードスロット、LAN、HDMI
●ThinkPad X1 Carbon USB Type-C/Thunderbolt 3×2、USB3.0×2、HDMI、microSDカードスロット

インターフェースについては、利用用途によって必要な物が変わってくるので、完全に個人差があると思う。

僕の場合は基本的に外部機器を接続するためのUSB A-Typeと、外部モニターに出力するための映像端子が2つ以上あるのが一番の理想。その条件を満たすのはLet’s noteになるが、最近のドックステーションを使えば映像出力端子が1つでも問題ないとのことで、その点は拘らない事にした。

VGAに関しては、出先でプロジェクターにつなぐ人は必要かもしれないが、少なくとも僕の仕事の中では使うことは無くHDMIがあれば問題ない。

USB Type-Cに関しては、現時点では全く必要ないが、搭載されていることで近い将来利便性が良くなるかもしれないという事を期待。

あと、ThinkPad X1 CarbonはフルサイズのSDカードに対応していないが、正直ここ数年SDカードを使った記憶がない。撮影した写真についても、基本的にはカメラとPCを直接続してしまうのでまぁ問題は無いだろう。

結局ThinkPad X1 Carbonが一番最適に思えた

このような事を悶々としながら考えた結果、最終的に一番条件に合っているThinkPad X1 Carbonにすることにした。

軽量で薄く、幅狭ベゼルで14インチでも小ぶり。

価格も安く、国内生産モデルも選べる。

キーボードの入力は群を抜いて素晴らしく、道具としてガシガシ使えそうな高級感の無い質感。

ちょうどキャンペーンをやっており、オンラインショッピングのクーポンを使うことで、i7、16GBメモリ、1TBSSD(PCIe)のモデルが税込み195,700円で買えてしまった。元価格は36万円以上にもなる。

ここまで割引率が高いと、二○価格を若干疑ってしまうが、他のメーカーではこの価格は真似出来ないし、完全受注生産という事を考えると営業コストを抑えた企業努力だと思う。

そして極めつけがThinkPad Thunderbolt3 ドックの存在だ。

ケーブル1本ですべて完結のThinkPad Thunderbolt3 ドック

パソコンを色々と取捨選択している間、その存在には気づかなかったのだが、ほぼThinkPad X1 Carbonに気持ちが決まりつつ有った時にThinkPad Thunderbolt3ドックの存在を知った。

いわゆるドックステーションなわけだが、パソコン本体とThinkPad Thunderbolt3ドックを1本のThunderbolt3ケーブルで接続することにより、ノートパソコンの給電はドック側から行われ、映像出力やデータ転送はパソコンからドックを通して出力が可能という優れもの。

つまり、パソコンに付属している電源ケーブルを使うこと無く、Thunderbolt 3ケーブルを1本パソコンに差し込むだけでデスクでの作業環境が構築され、外出時はその1本を抜くだけでOKなのだ。

しかも4Kモニタ2枚出力まで対応している。

そんな魅力的なThinkPad Thunderbolt3ドックが、通常34000円のところパソコンと同時購入で20000円で購入できるとあらば購入しない手は無い。

コレの存在が、ThinkPad X1 Carbonの購入を決定づけた。

まぁこの辺のレビューは商品が到着してからおいおい。

最後に。ThinkPadは届くの遅いから注意が必要

個人的にこれ以上はないだろうという理想的なパソコンに出会えたわけだが、1つだけ注意点がある。

ThinkPadは完全受注生産をすることで在庫を抱えずに済むため、今回のような大きな割引が可能となっている。その為、注文してから到着するまでに非常に時間がかかると言われており、何の連絡もなく納期が1周間以上伸びたり、急に3日納期が早まったりと言うのが日常茶飯事のようだ。

ネット上の書き込みを見ても、こればかりはどうしようもないらしく、「遅れることで仕事に支障が出るのであれば、ThinkPadを直販では買わない方がいい」と言われているほど。

僕の場合も、同時購入したThinkPad Thunderbolt3ドックは既に出荷されているみたいだが、肝心のパソコン本体はまだ出荷されていない。(注文後に飛び連休があったことも少なからず影響してそう)

今回購入のモデルは新発売から時間が経っているのでそこまで大きな遅延は考えにくいが、この点についても近いうちに別途記事にしてみようかと。

ま、人のパソコンを選ぶ基準なんて様々だからこの記事がどこまで参考になるかわからないけど、少なくともMacBook Pro15インチの次のメインマシンとして、ThinkPad X1 Carbonは充分な性能とコストパフォーマンスを備えたマシンであると、そう期待している。

ではでは。