コールセンターの仕事がメチャメチャ辛いと断言できる7つの理由

コールセンター 辛い しんどい キツい

コールセンターでアルバイトをしたことはあるだろうか。

コールセンターの仕事といえば、私服OK、髪型自由、ネイルOKと自由な雰囲気で仕事ができることを売りにしており、時給についてもショップ店員やコンビニよりも高い傾向がある。

求人誌でも毎週のように大量に求人を募集しており、面接なども比較的ハードルが低く、入社するのも容易い事が特徴。

しかし、求人誌を観る限り魅力的なキーワードが並ぶコールセンターの仕事だが、実は相当辛く、キツい仕事であると断言する。

今回は、そんなコールセンターの仕事の辛さ、キツさを、自身の経験も含め赤裸々に伝えていこうと思う。

[aside type=”normal”]別にコールセンターで働くことを辞めさせる意図は無いので。コールセンターという仕事どうなんだろうって気になる人が参考にしてもらえればいいだけ。[/aside]

コールセンターで働くことのメリット

冒頭でコールセンターの仕事を散々に言いながら、いきなりメリットを伝えるのはどうかと思うが、実際デメリットばかりではないので一応良いことも書いておこうと思う。

入社が容易い

コールセンター 入社 簡単

コールセンターで働くのは比較的簡単。ある程度の都市部に住んでいる人なら、コンビニで求人誌をパラパラめくってみてほしい。大量のコールセンタースタッフの求人が載っていると思う。

細かい理由は後述しようと思うけど、コールセンターというのは慢性的な人手不足であり、また長続きしない人が多い職種でも有るため、常に予備人員として新人を採用しなければならない。

企業としては変な人に入社されるのは困るが、正直そういう人は何れ勝手にやめていくので、直接雇用も派遣も含め「余程変な人でない限りは採用」というスタンスを取っている。

特別必要な資格があるわけでもなく、上限の年齢制限を定めているわけでもないので(実際に40代、50代の人も多い)、とりあえず働きたいという人はスグに仕事にありつけるのではないだろうか。

時給が良い

コールセンターの時給は、ショップ店員などの時給よりも高い。以下に国内主要都市のコンビニとコールセンターの大まかな時給を表にしてみたので見てほしい。

このように、どの都市で有っても時給1000円は最低でも確保されている。もちろんコールセンターで取り扱う内容によっては1000円を下回るところも見受けられたが、多くの会社・派遣会社で1000円以上を提示している。

長時間勤務が可能

コールセンター フルタイム

コンビニのバイトともう1点異なるのがフルタイムで働けるということ。コンビニの場合は学生や主夫など短時間勤務のスタッフを多数採用し、細々とシフトを回している。

一方コールセンターでは、一般の会社員と同様、朝出勤して夕方に退社する早番と、昼頃出勤して夜に退社する遅番勤務があり、何れも8時間のフルタイム勤務だ。

会社によっては、朝から夜までの通しシフトを運用しているところも多く、働こうと思えば沢山働いて稼ぐことが出来る。

週に5日出勤(月22日勤務)で時給1100円の場合だと、8800円×22日で193,600円の収入となる。

通し勤務などで残業を加算すれば、保険代を引かれても月に20万円の手取りを稼ぐことが可能となる。

子供が居なければ十分に生活を維持できるレベルだ。

服装・髪型が自由

コールセンター 私服

コールセンターの仕事は、お客様と対面して行う仕事ではない。その為、服装や髪型については比較的寛容なところが多い。

男性のハーフパンツ、女性のミニスカートが禁止されているくらいで、ネイルや髪の色は細かく言われない。むしろ、そういった自由な点をセールスポイントとして募集を出しているところが多い。

ただ、この点については一長一短で、制服やスーツと決められている方が毎朝着ていく服を悩まなくて良いという、そんなデメリットも持ち合わせている。

快適な空調

コールセンターの中というのは非常に快適な空調が効いている。夏は涼しく、冬は寒くない。室内に入ってしまえば完全に管理されて空調によって、季節を感じることがない。

外回りも無いので、本当に温度だけはすこぶる快適だ。

少しくらいの当日欠勤はユルユル

これをメリットとして出すべきか迷ったが、一応書いておこう。コールセンターのバイトの中には、非常にいい加減な人間も混ざっている。

飛び(無連絡での退職)なんて特別なことではなく、当日欠勤がゼロの日なんて1年の内何回有るか・・・と言った状態だ。

その為、もし自分が本当に体調を崩してしまったとしても、「行かないと上司にドヤされる」なんて考える必要はなく、簡単に電話一本で当日欠勤が出来る。

だけど、あまりにも当日欠勤が多いと、勤怠×のレッテルを貼られて時短シフトを強いられたり、契約更新がなくなることも有るので要注意だ。

少なからずその分野に詳しくなる

コールセンターには2種類あり、営業的な電話をする発信業務と、ユーザーからの問い合わせに対応する受信業務だ。

特にテクニカル系の受信業務の場合は、ユーザーからの質問に答えなければ行けないため、取扱いサービスについて凄く詳しくなる。

Apple製品やMicrosoftなどの様々なIT関連機器のコンタクトセンターが日本にあるが、そこで働くことで、その商品についての知識をお金を貰いながら手に入れることができる。

「そんな知識いらねーし。」と言うならそれはそれでいいが、昔働いていた会社に入社してきた事務員さんが、過去に会計ソフトのサポート窓口で働いていたことが有り、経理に関して素晴らしい知識をもっていた事がある。全部サポートをする上での研修で学んだそうだ。

コールセンターは良いところばかりじゃないぜ!

このように、コールセンターならではのメリットというのは確かにある。

しかしコールセンターの仕事についライことが殆ど無く、こんな良いことばかりなら人はやめないし、超人気職種で入社したくても入社出来なくなる。

にも関わらず年中無休で大量募集しているコールセンターは、一体何が原因なのか・・・

ここからは、コールセンターの知られざる厳しい現実を紹介しよう。

コールセンターの辛い所、厳しい所、しんどい所

転職に不利

コールセンター 転職不利

コールセンターの勤務経験は将来の転職に不利になることは有っても、有利になることは無いと思ったほうが良い。

電話対応が良くなるのは事実かも知れないが、転職市場において電話対応の良さなんてはスキルとは言えず「当たり前に備わっているべき」物。

一度コールセンターで働いたという経験は、企業の採用担当者からすると「なんでコールセンターなんかにいたのか?」というのが正直な気持ち。

企業の人事担当者も「コールセンターは誰でも入社することが出来る」ということくらいは知っていて、「なぜこの期間、誰でもやれるようなコールセンターでバイト(契約社員)に甘んじていたのか?」という疑問が出てきます。

もちろん若けりゃまだいい。でも30前後にもなると、したいことを探してましたなんて言い訳もできない。

ハッキリとコールセンターでないとダメだった理由が明確であれば良いのだが、その説明ができなければ「あぁ、この時受け入れてくれるのがコールセンターしか無かったようだね」と思われてジ・エンドだ。

蛍光灯の明かりと、モニターの明かりのみの世界

コールセンターの室内というのは、個人情報の保護ということで、外部から室内が見られないようにブラインドなどで締め切られていることが多い。

そのため室内は蛍光灯の明かりと、パソコンのモニターの明かりという、人工的に作られた光のみを浴び続ける環境になる。

お日様が見たい〜なんて夢のまた夢。アクティブに外で働いてきた人ほど辛く馴染みにくい環境だ。

知人の話だが、沖縄でエンジョイしたいと那覇市のコールセンターに入社した人がいる。しかし実際は朝から晩までパソコンとにらめっこで、仕事が終わることには日も暮れている。青い海と空、白い砂浜にあこがれて沖縄まで行ったものの、札幌で働いているのとなんら変化は無いようだ。

必ず存在する、コミュニケーションが苦手な上司

コールセンターの仕事を選択する人というのは、ある程度属性が絞られていると思っている。

  1. 繋ぎのための本気度低い人
  2. とりあえず働けりゃなんでも良いやという人
  3. 時間的融通を求めた主婦・主夫
  4. 他に出来る仕事がなくてコールセンターでしか働けない人
  5. 職種よりも、とにかく時給を優先した人
  6. 人と対面で話すのが苦痛な人

実は一番厄介なのは6番に相当する、コミュニケーションが苦手の人。実はこの6つの属性の中でも一番長続きするのが6番に該当する人で、勤務経験が長いことからリーダーやスーパーバイザーという立場にいる人も少なくない。

しかしそういう人は、電話を通してユーザーと話す分には問題がないが、面と向かって人と話すのが不得意だ。

結果的に部下の話を聞けずに満足する回答を出せなかったり、「良いから言われた通りやって!」と何の解決もせずにゴリ押ししてくる。

もちろん、詳しくわかりやすく教えてくれる人も多いがこういうタイプの人が身近にいると苦労するだろう。

ちなみに僕がコールセンターでバイトをしたのは3と5が近い。当時は他に個人事業として仕事をしていたので、時間的融通が効き、更に時給単価が高かったことでコールセンターのバイトを選んだ。

仕事内容は客のイライラのはけ口

コールセンター クレーム

コールセンターの仕事の一番辛いところはこの点だろう。

ユーザーが連絡をしてくる「サポートセンター、お問い合わせ窓口」の仕事は、自分からセールスの電話をかける必要が無いので、小心者にとっては発信業務よりも楽そうに思える。

ところがどっこい、コールセンターは受信業務の方が辛いのは間違いのない事実だ。

電話がつながらない、アップデートしたらおかしくなった、注文した商品が違う・・・というようなクレームの電話がガンガン入ってくる。

そして、コールセンタースタッフの出来ることは、ただひたすら謝り続けるだけだ。なにかそのお客様に特別な対応をする権限なんて、イチコールセンタースタッフに与えられているわけがない。

想像してみよう。

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あなたの持っている”アイポン”のOSをアップデートしたらデータが消失してしまった。どうやら原因はOSそのものに欠陥があったようだ。

明日必要になる写真データがあり、まだバックアップを取っていなかったため、あなたは発狂してコールセンターに電話する。

しかしコールセンターのスタッフはそのOSを作っている”林檎システム”のエンジニアではなく、林檎システムから仕事を請け負っているコールセンター運営会社のバイトか、更にそこへ派遣されている派遣社員だ。

解決策なんて知らないし、いつ修正されるのかも知らない。そもそも大元の”林檎システム”がこのOSに欠陥がある事実を把握しているかすら分からない。

結局何の解決策も提示できず、ただひたすらに謝ってくるだけ。あなたが諦めて「もうええわ!役に立たんな!」と言ってガチャ切りするまで、ひたすら謝る。

あなたは20分位わめき散らして電話を切った。たぶんさっきの担当者は次の電話も同じようなクレームの電話を対応するのだろう。

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これが、コールセンターの受信の仕事だ。

ちなみに僕自身のエピソードだが、料金未払いによって通信が停まってしまった人から電話があった。その人とのやり取りを特にデフォルメ無しで紹介しようと思う。

僕:お電話ありがとうございます。●●●お問い合わせセンターのすーやんです。

相手:あのさーーーー電話つながらないんだけどよーーどうなってんのよ!?あ?

僕:お調べしますのでご本人確認させていただきます。

〜〜中略〜〜

僕:お調べした所、○月分の料金のお支払が確認できておりませんので、回線を一時停止させていただいております。

相手:はぁ?知るかよ。仕事辞めたんだから払えるわけ無いだろコラ。

僕:しかしお支払いいただけないことには開通させていただくことが難しい状況です。

相手:だから、仕事辞めたから払えないって言ってんだろがコラ!でも仕事探すのに電話必要だから早くつなげよ。今スグつなげよ!3〜2〜1〜・・ほら早くつなげよ。

〜〜上司に相談〜〜
3日以内の支払い確約で一時的に再開する了承を得る

僕:3日以内にお支払いいただけるなら、今その手続をさせていただきます。

相手:はぁふざけんなよ。3日以内って俺をバカにしてんのかコラ?無職になった俺をバカにしてんだなこらすーやんよ?これって差別だよな?てめぇ住所教えろやこら。カチこむぞコラ!

僕:申し訳ございません。個人的な住所をお伝えすることは出来かねます。またお客様を決してそのように言っているわけではございません。せめてお支払をご確約いただければ、30分程度で再開となりますし、3日以内にお支払いいただければその先もご利用いただけます。ご理解ください。

相手:理解しろじゃねーよ。払う金は無いって言ってるだろ。でも必要だから使わせろって言ってんだよ。

僕:申し訳ございません、致しかねます。

〜〜10分位払えないけど使わせろ→申し訳ございませんの繰り返し〜〜

相手:お前じゃ話にならねーわ。○ねやこら!! ガチャ

まぁ全部が全部こういう電話じゃないんですがね、利用者の属性が幅広い携帯などにはこういう電話も時々入ってくる。

逆に対象が法人のサービスのサポートセンターなどは、淡々と業務が進むのでこういった変人は滅多にいないようだ。

まじで、聞いた内容を右から左を受け流す事ができない人には相当つらい環境になるだろう。

正社員への道が狭い

コールセンター 正社員なれない

コールセンター業というのは、クライアント(大元)から電話問い合わせに対する対応業務をコールセンター運営企業が請け負っている「アウトソーシング」が殆どだ。

その為、クライアントとコールセンター運営企業との請負契約が終了次第、その業務にあたっているスタッフは必要なくなってくる。

もちろん、その他のクライアントから請け負っている業務へ異動して仕事を続けることも可能だが、100人単位のスタッフの仕事がなくなってしまうため、全てを他業務で受けるだけのキャパはない。

正社員で雇用してしまうと、該当の業務の請負契約が終了してしまった時に簡単にスタッフを解雇することも出来なくなってしまうため、3〜6カ月単位の契約社員で雇用される場合が殆どだ。

請負契約の終了が確定的になったら、それらの業務に従事していたスタッフの契約更新をしなければいい。

もちろん、仕事を頑張っていい評価を残していけば(お客様アンケートなど)、正社員への道が無いわけでもないが、大抵のコールセンターの正社員は新卒採用のプロパー社員が占めているのが現状。

コールセンターの正社員になれば頻繁に異動があり、発信・受信はもちろん、保険・通信・家電など様々なブースを転々とさせられる。

ろくな研修もせずに数日だけ電話対応ををした後、リーダーとして契約社員やアルバイトの人たちの質問に対応することになる。当然、ずっと電話を受けているアルバイトの人たちの方が知識が豊富なので、「何も知らないのにフラフラ歩きまわって、僕らより良い給料を貰っている奴」と妬まれの対象になることは必至だ。

徹底管理された行動

いままで他の仕事をしていた人に聞きたいのが、本当に1日8時間、気が緩むことなく仕事をしていましたか?ということ。

僕は外回りの営業をしていた期間が長いのでよく分かるが、仕事中でもタバコを吸ったり、コーヒーで一服したりする。時にはプライベートの電話がかかってきて、それに応答したり、出先で銀行や郵便局で私用を済ませることも有るだろう。

しかし、コールセンターの仕事はそうは行かない。

まずスマホなどは完全に持ち込み禁止となり、透明のビニール製のバックに最低限の私物を入れて室内へ入る。(透明なのは何かを持ち込んだり、持ち出したり出来ないようにだ。)

そして、席についてからは全ての行動について、手元のパソコンでその履歴を残すことになる。

管理する側の端末で見ると「○○さんが、何時何分何秒から何時何分何秒まで席を外していた」ということがすぐに分かり、席外しの時間があまりにも多いと指導が入るのだ。

また、席を外すことが許されるのはトイレだけで、「タバコを吸うためにちょっと席をはずす・・・」というのは認められない事が多い。

つまり、一度仕事が始まったら、お昼休憩と途中で挟む10分程度の休憩以外は、常に座って電話対応をノンストップで続けなければいけないのだ。

じっと座っていられない人やヘビースモーカーには少し厳しい環境かもしれない。

身体的な負担は結構大きい

コールセンターは身体を動かすわけではないので、身体的に疲れることは少ないと思う人が居たらそれは間違いだ。

ずっとパソコンを見て、ヘッドセットで電話をしながら、相手の言ったことを入力し続ける。

そんな仕事内容から、腰痛、眼精疲労、腱鞘炎、頭痛、肩こり、喘息、喉の痛み、耳の痛みなどで困っている人が非常に多い。

かくいう僕も、コールセンターでバイトしていた数ヶ月間は、慢性的に頭痛と耳の痛みに悩まされていた。

更に精神的な負担ものしかかって来るからね。楽じゃないぜ、コールセンター。

働くか働かないかはあなたが決めて

今回、コールセンターの仕事が辛い理由をツラツラと書いたが、別にデフォルメしているわけでもないし、そのまま実際に有った事を書いている。

本当にこの仕事は辛いと思う。

でも、聞くところによるとクレーム対応が少ない所もあるし(法人相手や、契約前の相談など)、案外この仕事が向いているという人も実は多いと思う。

ただ、この仕事は僕には全く合わず、まじこの仕事続けるのは無理・・・と思っただけであって、それが全員に当てはまるとは限らないしね。

この記事を参考にして、それでも応募するという人が入れば、それはそれでいいと思うし。

ではでは。