僕の普段の仕事環境は、15インチMacBook Pro(Mid2015)に2枚のディスプレイを繋げてトリプルディスプレイ化したものと、唯一のWindows機としてLet’s note CF-S10を使っている。
MacBook Proの方が段違いに性能が良いんだけど、実際に持ち出して使うことは少なく、持ち出して使うのは専らLet’s noteだ。屋外でIllustratorやPhotoshopを使うことはなく、用途としてはブログやアフィリサイトの執筆や、Word・Excelでの事務作業。また一部のソフトウエアがWindows対応だったり、推奨ブラウザがInternet Explorerだったりするので、Windowsでないとダメという理由もある。
かと言っても、最新のLet’s note SZ6を使っているわけではなく、もうすぐ発売から7年が経過しようといしているCF-S10というモデル。しかも、i7+SSD搭載のプレミアムモデル(当時)ではなく、i5+HDD+メモリ4GBのノーマルモデルだ。
今考えると、なかなかロースペックの端末だが、ストレージのSSD化・メモリの増設(4GB→12GB)をしたことにより、全く問題なく快適に(むしろ爆速に)つかえてしまうわけだ。
今回はそんな僕の仕事環境の中から、Let’s note CF-S10をご紹介しようと思います。
目次
無骨な「THE パソコン」といったデザイン
特筆すべきはこの無骨なデザイン。スタバでLet’s noteを使っている人を見かけたとしたら、十中八九、それを使っている人はスーツを着てそう。そんなイメージのあるパソコン。僕は、MacBook Proのデザインは好きですが、このLet’s noteの無骨なデザインも結構好きなんですよね。
この車のボンネットみたいな形状も◎。
他のWindowsノートって、どこのメーカーも似たり寄ったりと言うか・・・ロゴがなかったら何処のメーカーかわからないのが多い。個人的にはあくまで「WindowsPCという括り」にしかならないんですが、Let’s noteは、パナのロゴがなくてもひと目で分かる。自分が使っているからそう言っているだけかもしれないが、やはりこのデザインは特徴がある。
ビジネスに適した機能が満載
Let’s noteは法人での利用が大半と聞く。昔働いていた広告代理店でも、支給されたPCはLet’s noteだったし。そういうことから、他のノートPCにはあまり搭載されていない機能が充実している。
リストレストにドライブ内蔵。現行モデルでさえ付いている。
最近だと、ドライブなんて必要ないだろうと思う方も多いと思いますが、仕事をしているとCD-Rに焼いてクライアントに渡すとか、写真データをCD-Rで貰うなんてことがある。「メールで貰えや!」と言いたいかもしれないが、IT化が進んでいないクライアントにそんな事言えるはずもなく、かといって万が一のときのために外付けドライブを持ち歩くとなると、荷物が増えてしまう。
マウス無くスクロールの出来るホイールパッド
この円形の縁を指でなぞることで、マウルのスクロールとしての操作が可能。マウス無くともWEBや資料をスムーズに閲覧できる。
拡張性がある入出力端子が豊富。左側面にはLANの差込口・HDMI・USB2.0×2
右側面には、USB3.0・SDカードスロット・PCカードスロット・VGA端子
さすがにPCカードは使ったことは最近はめっきり減ったと思うが、VGAなどはプロジェクターを利用することが多いビジネスマンに重宝がられている。(僕は使ったこと無いが・・・)
厚さの割にメチャメチャ軽い
SF-S10の厚さはこんな感じで、3〜4センチある。
現行の13インチMacBook Proの厚さが1.49cmという事を考えると、倍以上。見た目も相まって相当重そうに見える。しかし重量は1.34kgと、13インチMacBook Proの1.37kgよりも軽いときた。
このように、Let’s note CF-S10は、デザインよし、拡張性良し、持ち運び良しとガシガシ使うのにぴったりの端末だと思う。
SSD化、メモリ増設後のスペックは?
現在の当機のスペックは以下の通り。
OS:Windows7 Professional
CPU:Intel core i5 2540M
メモリ:12GB
ストレージ:SSD240GB
現在、最新のIntelのCPUが7000番台の第7世代だから、CPUは5世代前。CPUランキングでも自慢できる程のスコアでもないが、ゲームをするわけではないし、WEB閲覧や簡単な画像加工、Excelの操作などで困ることは一切ない。

©www.cpubenchmark.net
また、SSD化したことで本機のベンチマークも、事務用途としては十分なスコアとなっている。
CF-S10のだめな所
最後に、実際にCF-S10を使っていてダメなところをご紹介しようと思います。
Bluetooth未対応
Bluetoothに対応していないため、無線マウスを使うためにはレシーバーを付けなければならない。
[Fn]と[Ctrl]が逆
これは全てのLet’s noteや、ThinkPadでもそうなんですが、[Fn]と[Ctrl]の配列が一般的なものと比べて逆になっています。Macを使い出すまではこの配置が非常に不便で、キートップを変更して使っていました。
が・・・
Macの場合、コピー・ペーストのショートカットの時に使う[command]と[C][V]の距離が非常に近いため、Let’s noteのように、右側に[Ctrl]がある状態の方が、指の開き具合が似ている。個人的にはこの配置でむしろ歓迎だが、ずっとWindowsを使っている人が急にLet’s noteに変更するとなると、なれるまで大変かもしれない。
ちなみに、CF-S10ではキートップの変更は出来ますが、現行モデルではキーの大きさが異なるので変更できませんよ。
言語切り替えのキーが内側にある
これもLet’s note全体に言えることだが、一般的なWindows配列のキーボードでは一番左上の[Esc]の下にあるはずの切り替えキーが、[Esc]の右側に配置されています。
まぁ、慣れればどうってこと無いんですけどね。自分の場合はWindowsはこれ1つなので、このキー配列に合わせてしまえば、なんてこと無い。
ノートとデスクトップを別々に使うような人は、その都度頭を切り替える必要があるかもしれません。
解像度・・・
古いマシンなのでこれを言っちゃいけないと思うんだけど、CF-S10は12インチで解像度は1280×800。複数のウインドウを立ち上げて作業するのは正直しんどい。
CF-S10やっぱ最高の道具だわ
こうやって改めて書くと、やっぱりCF-S10は最高。古いけど頻繁なモデルチェンジが無いからふるさを感じさせない。もう中古でしか手にはいらないけど、HDDの物で3万前後、SSD換装したものでも5万もあれば買えるはず!
また、CF-S10でなくとも、最新のSZ6も相当なハイスペックマシンのようで、高いけど次もLet’s noteになるだろうな・・・