会社名のネーミングに四苦八苦。造語にするか一般的な単語にするか、それぞれのメリットとデメリット

会社名 造語

会社を設立するにあたって、会社名を決めるのは非常に難しいことを前回書きましたが、今回はその会社名を「どのような名前」にするのかという点について書いていこうと思います。

起業時の会社名を決めるときに注意すること。社名の重複や商標登録について。

2017.10.02

結局会社名というのは、創業者の想いが詰まったものであって、誰かに決めてもらったものを何も考えずに採用するということはあまりありません。

自分の名前を入れてみたり、シンプルでわかりやすい単語にしたり、単語を組み合わせて造語を作ってみたり・・・

また、どんなネーミングにしたとしても、それぞれにメリットやデメリットがあります。さて、どんなものでしょうか。

やはり多い「名前+業種名」

会社の名前でイメージとして浮かぶのは、自分の苗字+業種のスタイルではないでしょうか?例えば鈴木さん(仮名)が営む建設会社であれば、「株式会社鈴木建設」となります。

この形であれば、ネーミングに悩む必要はありません。○○建設、○○不動産、○○運輸、○○水産、○○電機・・・なんとでもなります。

ただ、この形の名称の一番のデメリットは、将来的に他の事業を行う時に、社名と事業内容が合わなくなってくることです。元々○○建設という名前で建設業を行ってきた会社が、何らかのきっかけでホームページの制作事業を始めたとしましょう。

そんな時、○○建設という名前の会社がホームページ制作を行うわけです。あまりピンと来ないですね。もちろん、その時に社名を変更するなり、ホームページ制作事業を別会社に分けるなんてことも出来ますが、逆に言うとそうしなければならないというデメリットが有ります。

逆に、将来に渡って建設一本でやるんだ!!ということであれば、この形態の名前で全く問題はありません。

商標登録に注意したい「一般的な単語」

会社名を決める時に、会社の理念や好きな言葉などを、英語やフランス語、ラテン語などにして会社名にする会社は非常に多いです。

例えば、日本で一番多い「アシスト」という会社。Assist という言葉には「手伝う、援助する」という意味があるので、会社の名前にとても適した名前かと思います。このように、名詞や動詞、形容詞をそのまま会社名にすることで、シンプルでわかりやすい会社名にすることが出来ます。

しかし逆に、商標登録済みの名称と重複する可能性も高くなります。有名な単語は既に同業者に商標登録されているケースが多く、同様に、.co.jpや.comドメインも既に取得されている可能性も高くなります。

また同名の起業が多い場合、SEO対策にも四苦八苦しそう。ありきたりな単語を会社名にしてしまうと、インターネットで検索した時に自分の会社のホームページが後方に埋まってしまい、都心部であれば「社名+地域名」であっても2ページ目以降に表示されてしまうことが十分に考えられる。日本で一番数の多い「アシスト」という名前を例にしても、「株式会社アシスト」で検索1ページ目に持ってくるのは至難の業でしょう。

覚えてもらうまでが鍵の「造語」

最後に「造語」を使った会社名について。造語の会社名には独自性がありますし、商談お席で「社名の由来」についてちょっとした話題にすることも出来ます。しかし、関わる人にとって造語というのは未知なる言葉なわけで、覚えてもらうまでは「あの会社の名前なんだっけ」となるかもしれません。

造語には以下の通り幾つかのパターンが有ります。本当はもっと色々あるのですが、わかりやすいところを。

単語をつなげる
ソフト+銀行=ソフトバンク
サイバー+坊主=サイボウズ
アパート+マンション+お店=アパマンショップ

長い文章の頭文字を抽出
大学翻訳センター(Daigaku Honyaku Center)=DHC
Yet Another Hierarchical Officious Oracle=Yahoo

歴史上の名言など
中国の兵法書「六韜」の「萬代不易」より=バンダイ

いずれも大企業の社名なので、今聞けば「あぁ、あの会社ね」と理解できるのですが、認知度が上がるまでは、覚えにくいかもしれませんし、時には「かっこ悪い」って思うかもしれません。

昔働いていた不動産会社で、アパマンショップの創業当時に関わっていた方とお話することが有りました。当時はアパマンショップの看板を見て子どもたちから「アンパンマン」と揶揄されていたそうです。Yahooだって、僕が子供の頃は「ヤッホーって変な名前だな」と思っていました。

造語というのは、読み方によっては浸透するまでに「ん?」と思われることもあるかもしれません。

でもやっぱり自分の付けたい名前が一番

こうやって考えると、ますます会社名をどうすれば良いのか悩みます。創業当時の理念とかしたいことなんて出せば出すほど出てきます。それを前の会社名に入れると、とんでもなく長く、わかりづらい会社名になってしまいそうです。

しかし、会社名の良し悪しや、ドメインの有無、縁起的なものとか、カッコイイかで事業の成功を左右するものではないと僕は思っています。もし占術的な要素で会社が大成功するのであれば、借金してでも大金用意して、最高の占術師に依頼して会社名決めてもらうって。。。

だったら、あまり周りの事は木にせずに、本当に自分の好きな会社名にしてしまっても良いのかと思います。