これぞバッドエンド映画!観たことを後悔する鬱系おすすめ映画ランキングベスト10

鬱になる映画

映画にはアクションやホラー、恋愛からサスペンスと様々なジャンルがある。終わり方もハッピーエンドからバッドエンドと、ぞれぞれに好みというものがあると思う。

そんな数多の種類の映画の中でも、見終わった後にとてつもない孤独感や絶望感、胸糞悪い感じになる映画に覚えはないだろうか。

バッドエンドの中でも最悪のバッドエンド。

先が気になるわけでもなく、救いようのない絶望とやるせなさが数日に渡って心を蝕んでくる。。そんな映画だ。

今回は、そのような「見終わった後に鬱になりそうな最悪の結末を迎えるおすすめ映画」を10個用意した。

先に行っておくが、ここで紹介した映画を見たことで気持ちが落ち込もうが、鬱になろうが、そんなの僕はしらない。

あぁ、報われない・・・全くもって救いようのない映画

(C)2007 The Weinstein Company

ミスト 2007年
救われない度 ★★★★

世界的に有名なホラー作家、スティーヴン・キング原作の『霧』を『グリーンマイル』のフランク・ダラボン監督が映画化。

霧中から現れる謎の生物に脅える人々の混乱と葛藤を描いた作品。

得体の知れない化け物に襲われる恐怖だけでなく、災厄に乗じて周りの人を洗脳していく狂信的な中年女性など人間の愚かさにも辟易とさせられる。

追い込まれた主人公の取ったある選択が、あまりにも救いのない皮肉なエンディングへと繋がっている。

監督:フランク・ダラボン
主演:トーマス・ジェーン
上映時間:125分

不幸に次ぐ不幸。胃が重くなり、食欲もなくなる。

(C)2000 ZENTROPA ENTERTAINMENTS4, TRUST FILM SVENSKA, LIBERATOR PRODUCTIONS, PAIN UNLIMITED, FRANCE 3 CINEMA & ARTE FRANCE CINEM

ダンサー・イン・ザ・ダーク 2000年
不幸度 ★★★★★

貧乏で目の不自由なシングルマザーをアイルランド出身の女性歌手ビョークが演じ、2000年にカンヌ国際映画祭の最高賞であるパルムドールを獲得した傑作。

3分に1度のペースで観客が精神的に大きなダメージを負うという極端に重苦しい作風だが、突如ミュージカルシーンが挿し込まれて軽い雰囲気を纏ったりと、少し変わったスタイルの映画。

僕らの身近にあるような些細な不幸から想像を絶する大きな不幸まで、一本の映画であらゆる不幸を網羅している不幸の大見本市映画だ。

見終わった後に強烈な鬱感を感じる可能性があるため、落ち込んでいる時に見るのは危険。うるさい奴を黙らせる時に見るくらいが良いかもしれない。

監督:ラース・フォン・トリアー
主演:ビョーク
上映時間:140分

独特の世界観。一度見ただけでは「?」なジットリ映画

(C)2013 Twentieth Century Fox

悪の法則 2013
ドス黒度 ★★★★

巨匠リドリー・スコットと『ノーカントリー』の原作者で現代文学を牽引する天才作家コーマック・マッカーシーがタッグを組んだサスペンス・スリラー。

豪華キャストや純粋なサスペンスを期待して観ると間違いなく面食らう映画ではあるが、そこで匙を投げずに再度鑑賞すればこの作品の根底にあるドス黒いテーマに気づき愕然とさせられるはず。

見た目のダークさ以上に腹の底はさらに黒い、それでもなぜだか惹きつけられる毒の塗りたくられたスルメ映画。

監督:リドリー・スコット
主演:マイケル・ファスベンダー
上映時間:118分

分類はホラーかもだけど、精神崩壊要素が強い。

ジェイコブス・ラダー 1990年
頭イッちゃってる度 ★★★★★

『ショーシャンクの空に』のティム・ロビンスが演じる、ベトナム兵士が恐ろしい幻想世界に迷い込むホラー映画。

露骨なバイオレンス描写は少ないが、悪夢的なビジュアルの生物を投じることで生と死の境界線を綱渡りするような感覚を呼び起こさせる。

ラストにこの映画を取り巻いていた狂気の世界の正体が明かされ、どんよりとした憂鬱な気分になること間違いなし。

同時期に公開された『ホーム・アローン』の天才子役マコーレー・カルキンがストーリーの根幹に関わる重要な役柄で出演している。

監督:エイドリアン・ライン
主演:ティム・ロビンス
上映時間:113分

犯人によって仕組まれた、完全犯罪

(C)1995 NewLineCinema

セブン 1995年
マジかよ・・・度 ★★★★

『ファイト・クラブ』『ソーシャル・ネットワーク』のデヴィッド・フィンチャー監督と当時若手俳優だったブラッド・ピットを一躍有名にしたサイコサスペンス映画。

七つの大罪を模倣した連続殺人犯を追う刑事たちの苦悩を、暗く澱んだ空気感を漂わせながら話は進む。

緑や灰色を基調とした気味の悪いビジュアルとグロテスクな事件現場の数々に不安感や不快感を煽られ、とどめは刑事に届けられる“贈り物”で観客の心をズタズタに引き裂きます。

監督:デヴィッド・フィンチャー
主演:ブラッド・ピット
上映時間:126分

母の狂気に満ちた息子への愛

(C) 2009 CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO., LTD.

母なる証明 2009年
異常愛度 ★★★★

近年ハリウッドに進出し話題になった韓国の鬼才ポン・ジュノ監督による一風変わったサスペンス映画。

ハンディキャップを持つ息子トジュン(ウォンビン)にかけられてしまった殺人容疑を晴らすために彼の母親(キム・ヘジャ)が動き出す。

真相を追ううち、自分の知らなかった息子の素行を知ることで精神が崩壊しそうになる母親を、時にシリアスに、時にコミカルに追っていき、誰も予想できないような衝撃的で感情の行き場を失う結末へ。

監督:ポン・ジュノ
主演:キム・ヘジャ
上映時間:129分

グロくて切ない。

(C)1986 Twentieth Century Fox

ザ・フライ 1986年
切なさ ★★★★★

1958年に公開された怪奇映画『ハエ男の恐怖』をデヴィッド・クロネンバーグ監督がリメイク。

生物学に精通した監督の十八番である人体破壊描写は今見ても全く色褪せない。

徐々にハエ男化していく主人公は、特殊効果を用いてグロテスクかつ、まるで実在している生き物のような説得力のあるビジュアルで迫ってくる。

過激なゴア描写もさることながら、姿を変えていく主人公とそれでも彼への思いを断ち切れないヒロインとの切なすぎる恋の行方には胸を痛めてしまう。

監督:デヴィット・クローネンバーグ
主演:ジェフ・ゴールドブラム
上映時間:96分

最初から最後まで完全に崩壊している家族の結末

(C)2010 NIKKATSU

冷たい熱帯魚 2010年(R18+)
グロキモ度 ★★★★★

1993年の埼玉愛犬家連続殺人事件を『愛のむきだし』の園子温監督が暴力とユーモアを交えて描いた問題作。

でんでんが演じる、表向きはおおらかだが本性は残忍で凶悪な中年男性「村田幸雄」の蛮行は恐怖を通り越してむしろ笑いがこみ上げてくるほど酷い代物。

退屈ではあったが善良さは忘れていなかったはずの家族が、倫理を欠いた狂気的な男の手よって崩壊してしまう様は、人生とは救いのない出来事で築き上げられているということを強く感じさせられる。

監督:園子温
主演:吹越満
上映時間:146分

リアルすぎる、男女の出会いから崩壊までの話。

(C)2010 HAMILTON FILM PRODUCTIONS, LLC

ブルーバレンタイン 2010年
リアリティ度 ★★★★★

『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングと『ブロークバック・マウンテン』のミシェル・ウィリアムズが恋人役として共演したラブストーリー。

理想的なカップルから倦怠期の夫婦へと転落してしまう展開は、カップルや夫婦で見てしまうとテンションだだだ下がり。

時系列を組み替えた構成が、愛し合っていたはずの二人の心が離れていく悲しみをより強調する。

「恋人と一緒に観てはいけない恋愛映画」として名前が挙がることが多いが、反面教師にするという意味でも一生を添い遂げたい人と共有しても良いかもしれない。その後どうなろうと責任は取れんが。

監督:デレク・シアンフランス
主演:ライアン・ゴズリング
上映時間:112分

死ぬことさえ許されない、重く苦しい作品。しかし戦争とはこういう事だと思い知らされる。

ジョニーは戦場へ行った 1971年
やるせなさ度 ★★★★★

伝記映画が制作されたことで名前が広く知られたダルトン・トランボによる原作を、本人自らが映像化した反戦映画の金字塔。

第一次世界大戦の最中、敵軍の攻撃を受けて目、口、鼻、耳、両腕両脚を失ってしまった米軍兵士のジョー。皮膚の感覚以外を頼りにすることができない彼は何もない暗闇の世界に取り残されてしまう。

生きて自分で思考しているにもかかわらず、それをいかなる形でも表現できない彼を通して、人権とは何か、戦争がいかに愚かであるかを訴えた作品。

どんなサスペンスやホラーよりも怖く、重く、胸糞悪い作品。それはこの話の元となる実話があったから。

監督:ダルトン・トランボ
主演:ティモシー・ボトムズ
上映時間:112分

編集後記

今回紹介した映画は、何れも見終わった後に胸糞悪く、鬱感が強く、全身がダルくなるような、そんな映画を紹介した。

これらの映画を見た上でどう感じるかは、人それぞれの感覚にもよると思うが、もし、既に落ち込んでいるような状態であるのであれば、これらの映画を見ないほうが良い。

更に深い闇へと引きずり込まれるかもしれないし、精神が崩壊することだってあるかもしれない。

まぁそのへんは自己判断で。